ブレッドボードの使い方 準備編 [電飾工作の基本]
電子工作の必須アイテム、ブレッドボードの使い方を「準備編」と「実践編」の2回に渡って解説します。
複雑そうに見えるかもしれませんが実に単純でわかりやすい構造をしています。
今回はブレッドボードの構造と、これを使うのに必要な道具の話です。
嘘か本当か、パンを切るまな板に似ていることからこの名前がついたそうです。
無数に空いている穴は電子部品のピンやリード線など端子を差し込むためのもので、内部では一定の方向につながっています。
■ ブレッドボードの構造 ■
下の写真は小サイズのブレッドボードです。
上下にある赤と青のラインは主に電源のプラスとマイナスを接続するもので内部で横に繋がっています。
黄色のラインは電源ラインとは角度が違って縦につながっています。面倒だったので省略しましたが黄色ラインを引いていない部分も同様です。ズラッと黄色の縦ラインが並んでいると思ってください。すべてのラインはそれぞれが独立していて他のどのラインとも繋がっていません。
要するに上下に電源用の行があり、その間に電子部品用の列があるということです。
ここで注意したいのは写真の2本の黄色のラインは同じ列のように見えますが、中央の溝の部分で分断されているので繋がっていません。それぞれ独立しています。
■ 電源供給 ■
私は電源にはUSBの5Vを普段から使っています。
下の写真は電源用のマイクロBタイプコネクタを小さな基盤とピンに組み合わせて作ったものですが、これらのコネクタをブレッドボードで使えるようにするDIP化キットというものも市販されています。
DIP化キットは自分ではんだ付けする必要がありますが150円程度で買えるものなので試してみてもいいのではないでしょうか。例のごとく秋月電子とかで買えます。
DCジャックのDIP化キットなどもあります。
これを使えば例えば12Vのアダプタから給電することも出来ますね。ただしジャックとプラグの規格が合っているか要確認。
電池を使う場合は市販の電池ケースに入れて使うことになると思いますがケースのリード線にはピンをはんだ付けした方が余計なアクシデントを防ぐことが出来ます。それと、乾電池は1.5Vですが充電池は1.2Vなので気をつけましょう。
ピンは2.54mmピッチです。
ピッチというのはピンとピンの間の幅ですが、慣れないうちは2mmピッチとか紛らわしいものもあるので間違えて買わないように。
■ ジャンパーワイヤー ■
ブレッドボードを扱う際にはジャンパーワイヤーもあった方がいいのでブレッドボードと一緒に購入することをおすすめします。
コの字型ジャンパーワイヤーは短いものからかなり長いものまでがセットになって売ってます。このタイプはブレッドボード上でも邪魔になりにくいですが抜き差しし難いです。
オスピン、メスピンがワイヤーの両端についているタイプです。
これは抜き差ししやすい反面、コードが邪魔になりやすのが難点です。
このタイプのジャンパー線にはいくつか種類があって、ブレッドボードを使うためにはオスーオスタイプが必要です。上の写真だとオレンジのものがオスーメスタイプ、緑がオスーオスタイプです。他にもメスーメスというのもあります。
オスメスタイプがあるとLEDとプラモのパーツを合わせてみたりする時に延長コード的な使い方ができるので作業が捗ります。これもできれば合わせて買っておきたいところです。
ブレッドボード、ジャンパーワイヤー3種類、DIP化キット、全部買っても1000円程度だと思いますが通販は送料がかかりますからね~。秋月だと送料が700円ぐらいだったかな?共立エレショップだとメール便に対応してると思うけどお値段がちょっと高めになるのでどっこいどっこいだろうか。
それと、ブレッドボードを購入する際にはできるだけ大きめのものをおすすめします。今回の記事では写真撮影や画像の加工の都合上、最も小さいサイズをあえて使いましたがこのサイズは避けた方がいいと思います。
私は下の写真のような大き目のサイズを使ってます。
私は面倒なのでアフィとかはやりません。
本当はここで商品へのリンクでも貼っておいた方が親切なのかもしれませんが面倒くさいので自分で探してね!
次は実際にブレッドボードを使ってみる「実用編」です。
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早速欲しくなりましたがまだまだこの先必要なものがあるかもしれないのでもう少し待ってから秋月ますかね
学生のころは千石通商(今もある?)と秋月電子とかにたまに遊びに行っていました。FMトランスミッターのキットを買ってハンダ作業をして自宅でミニFM局のような遊びをしていました(中学のころかな)
それ以来電子工作には手を出していません。
ブレッドボードはプログラミングの勉強でも使いそうなので一通り揃えておこうかなと思います。
by 青い森のヨッチン (2019-06-09 18:52)
マルチテスターとかまだ必要なものはいくつか出てくると思うので、もう少し待った方がいいですね。
ブログ本文にも追記しておいた方が良さそうな気がします。
by 電子ラモス (2019-06-09 19:36)