ズゴックのモノアイを簡単に電飾化する part1 [HGUCズゴック電飾改造]
■ HGUC ズゴックを電飾 ■
今回は初めての電飾にピッタリのキット、HGUCズゴックを使って簡単なモノアイ電飾化を紹介します。
ズゴックは電飾しやすい特徴として
・頭部が大きくて胴体と一体化している
・モノアイが大きい
・手足が多重関節
というのがあります。このあたりに関しては大部分の水陸両用MSが当てはまるかと思います。
頭だけなら関節は関係ありませんが、私が以前製作したものだと両腕のメガ粒子砲にもLEDを仕込んで足の裏から給電する形でした。関節にリード線を通しやすく、配線が仮に見えてしまってもあまり気にならないのがズゴックです。
■ 作業の流れ ■
今回の制作の流れとしては
1,モノアイガードに穴あけ
2,Hアイズなどのモノアイパーツを仕込む
3,モノアイガードにスライドスイッチを付ける加工
4,LEDとスイッチに配線してモノアイガードに固定
5,電池ボックスを付けて完成
という感じで全て上半身の胴体パーツに内蔵します。
■ 使用する電飾部品、材料 ■
今回はモノアイの電飾だけなのでマイコンも使っておらず使用した電飾部品、素材は以下の物です。
・3mm砲弾型LED(ピンク)
・スライドスイッチ(1回路2接点)
・電気抵抗 75Ω
・CR1220用電池ボックスと電池
・リード線
・グルーガンと黒いグルースティック
・Hアイズ的なもの
・UVレジン(100均で売ってる、なくても可)
・ゼリー状瞬着(100均で売ってる、なくても可)
・各種ハンダ用品 ~はんだごて、ハンダ、熱収縮チューブ、防錆絶縁コーティング剤など
工具類としてはピンバイスなど必要に応じて使用しています。
電子部品の入手方法につきましてはもう確実に通販が一番です。私はマイコン関連も含めて秋月電子通商で揃えることが多いです。ただ線材に関しては秋月電子は品揃えが悪いので、共立エレショップで買うことが多いですね。
それでは工作の説明に入ります。
1、モノアイガードに穴を開ける
~穴の位置を決める~
モノアイの大きさは3mmと決めたので、3mmの円形に切り出したマスキングテープをパーツに貼り位置を決めます。ここで重要なのは頭部パーツを全部組んだ状態で位置決めをすることです。
下の画像のマスキングテープはスーパーパンチコンパスで切り出したものなので都合のいいことに円の中心に針を刺した穴が空いています。位置が決まったらその針の穴にニードルなどで印を付けます。
↑ 穴を開ける位置を確認する
~実際に穴を開ける~
穴を開けると言っても最終的にどんな仕上がりを目指すのかで穴の掘り方、形状、大きさが違います。
3mm砲弾型LEDを使うならそのまま3mmの穴を開けたら済むんじゃないかと思うかもしれませんがそういうわけでもないのです。Hアイズなどの別売りのモノアイパーツを埋め込む時はちょっとコツがあります。
Hアイズなどモノアイパーツを埋め込む場合
・塗装
モノアイパーツの塗装ですが、ピンクのLEDを使うので無色クリアでも構いません。
LED消灯時の見栄えを気にするならしっかり塗装してください。後からかでも塗装できますが埋め込む前にやっておくと少し手間が省けます。
ピンクのLEDがなくて白色LEDで代用する場合はモノアイパーツをフィルターにしなければならないのでしっかりクリアピンクで塗装する必要があります。埋め込む前にやっておきましょう。
赤色LEDで代用する場合は、フィルターを掛けてもピンクにするのは難しいしので無色あるいはクリアレッドで塗装するのがいいと思います。
※モノアイパーツは裏側(内側)を塗装します。
・Hアイズを入れるくぼみを掘る
埋め込むHアイズが穴を通過できないように彫ると後が楽になります。
下の写真はスピンブレードなどを使って彫ったもので表側の穴は3mmで裏側の穴は3mmより若干小さいです。
こうすると3mmのHアイズをここに埋め込んだ際によりガッチリ固定するための底ができます。穴というより窪みですね。
感じとしてはHアイズを入れる窪みをほってその底に光が通る穴を開けるといったところです。
Hアイズのフチが引っかかって落ちなければOK。
こうすることでHアイズ外周とモノアイガードの間に隙間ができてLEDの光が漏れることも防げます。この穴をそのまま3mmで開けしまうとHアイズも通過してしまうし、僅かな隙間から光が漏れて余計な手間が増えます。
埋め込むHアイズなどのモノアイパーツに厚みがなくて、あるいは窪みを深く彫って凹んでる状態になっている時はクリア系のUVレジンやゼリー状の瞬着などで埋めてモノアイガードとツライチになるまで削り込んで仕上げます。どちらの方法でも気泡が入らないように注意しましょう。
下の画像はこの記事の一番上のシャア専用ズゴックのもので、この方法で仕上げています。
これは好みの問題なので無理に埋めなくても大丈夫です。埋めない時は流し込み接着剤などで慎重に接着します。
埋める方法は手間がかかるので、モノアイパーツがモノアイガードから飛び出てる状態で接着してそれを削り込んだ方が楽です。これもちょっとしたコツですが、モノアイパーツの凸面を逆にして接着する方法が使えます。
穴より少し大きいサイズのモノイアパーツを凸面を内側にして接着するのですが、凸面はカーブしているのでちょうどいい具合に穴にフィットします。そして接着乾燥後に必要ない部分を削り落とします。これは穴のサイズより大きいモノアイパーツしか持っていない場合にも使える小技です。
削り込む場合はモノアイパーツの内側になる面(削らない面)に塗装します。モノアイとモノアイガードとの間に隙間ができてしまった時は瞬着などで埋めましょう。実際に裏側からLEDをあてて光漏れのチェックは入念にやります。
モノアイガードはできれば2000番ぐらいまでヤスリの番手を上げてきれいに仕上げるといいと思います。
あるいはWAVEのヤスリスティックフィニッシュとか使うとかなりラクチンにできます。私はそこからさらにコンパウンドで磨き上げてテカテカにします。
下の画像は左からダイソーで売ってるUV効果レジンミルキーピンク、クリアピンク、右のはWAVEのヤスリスティックフィニッシュ。そろそろカッティングマットを買い換えないといい加減ボロボロ…。
完成したモノアイガードの塗装ですが、パーツの元の色が黒で光の透けも全く無いので無理に塗装しなくてもいいです。塗装する場合はモノアイにマスキングしますがそれだとどうしても塗膜に段差が出るのでその処理も必要になります。ツライチになるまで削ってコンパウンドでつるつるになるまで磨いたものであればトップコート以外の塗装は全く必要ないかと思います。
今日はここまで。このテーマはたぶん全3回ぐらいになると思います。
次回は電源スイッチを取り付ける加工です。
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遮光が重要なのですね!
by 青い森のヨッチン (2018-09-03 17:57)
余計な光が漏れてしまうと台無しになので遮光だけは徹底的にやってますね。それ以外は製作に計画性がなくて思いつきで突然方向性が変わったりします。それでも意外となんとかなったりするので電飾はあまり難しく考えなくても平気なのです。
by 電子ラモス (2018-09-03 19:39)