■ 配線ルートを確保する ■
私は合わせ目消しは必ずやるので接着する前にLEDの配線が通るルートを確保する必要があります。
配線は本体先端部からグリップの中まで通さなければなりませんがルートが真っ直ぐではないので、そのままだと配線を合わせめ消し後に通すのは難しくなります。
そこで熱収縮チューブを使って通り道を作ってやります。熱収縮チューブは内径1mmぐらいのものでこれをライターで炙って適度に細くしてから入り口から出口に通し、作業中に抜けたり内部でズレたりしないようにグルーガンなどで固定、それから接着、合わせ目消しをします。
合わせ目消しをしたあとで銃口から2本のエナメル線が通り抜ける形になります。
こんな感じの処理をする時は線はある程度硬さがある方が通しやすいです。
下の写真はチップLEDにはんだ付けした0.3mmのエナメル線を通した様子です。
■ LED ■
当初の予定ではチップLEDを使う予定だったのですが、マイコンのプログラムを書いて実際にテストしてみたところ、チップLEDではどうにもイメージした感じには程遠かったので、合わせ目処理まで終わった後だったのですが3mm砲弾型に変更しました。
ライフルの先端のマズル部分の穴の形状と手持ちの3mmLEDの形状が面白いほどにぴったりだったので(マズル穴の切欠きとLEDのカソードを示す切り欠きまでピッタリ)そのまますっぽり、ガッチリとはまります。
ただ今回の私の場合だとチップLEDを想定して先に加工をしてしまった後の変更だったので、砲弾型LEDをライフルに合わせるための加工が制限されてしまいました。ライフルの配線入り口にLEDを押し込む加工が難しくなったため、マズル内部を削ってLEDをマズルの先端の方に押し込み、さらにライフルの先端部分を削るしかなくなってしまいました。(下の写真)
ライフル先端のマズルに差し込む部分を大きく切り取ってしまったので、完成後は接着しないと確実にポロリしそうです。しかしLEDを先端に向かってぐっと押し込むことで部品接合部からの光漏れがなくなりライフルの遮光は特に必要なくなりました。
■ ライフルの接続 ■
HGの時は武器の配線はそのまま腕の中を通してしまうので武器の取り外し、差し替えなどはできないように製作していましたが、今回はMGで部品も大きいし、指部分の差し替えパーツなどを利用して接続方法を考えています。
雑な加工のような感じもしますが、グリップの穴から出ているLEDの2本の配線を超小型のピンソケットにはんだ付けして、このソケットを武器持ち用の指パーツに埋め込みます。
つまり完成後は武器と指は一体化してしまいます。これを手の平パーツと合体させるのですが、手の平の方にはこのソケットに差し込むためのピンを埋め込みます。(下の写真)現時点ではこうなる予定ですが、ピンとソケットはもしかしたら逆の方が扱いやすいかな?とちょっと迷っています。
ピンの間にある長方形の穴が指パーツの差込口で、その左右にピンを刺しています。
このピンの配線は手の平と手の甲の間から手首を通ります。
ビームサーベルにも同様の加工をしてライフルと差し替えるのですが、ビームサーベルも指と一体化してしまいそうです。サーベルは1本しか付属していないのがネックですね。
次回はバーニアの電飾加工です。