スコープゴッグの改造記事part1は昨年の11月末だったのでかなり間が空いてしまいました。必要な電子部品を海外の通販サイトで注文すると届くのに1ヶ月とか掛かってしまうので、待ってる間に他のキットを先に作るわけです。そうするともう製作意欲をそっちに持っていかれるし、部品が届いた頃にはもう関心が薄れているのですね。鉄は熱いうちに打てとはよく言ったもんです。
今回は入手した小型ステッピングモーターをテストしてみることにしました。スコタコは基本改造を終わらせたものがすでにありますが、数年前に作った失敗作を再利用素材にしてやってみます。このスコタコは塗装失敗してドボンからのパーツ粉砕したり、チッピングやウェザリングの実験機になったり、猫にかじられたりした歴戦の猛者です。
使用するステッピングモーターは3~5Vで動く小さなものを2種類用意しました。両方ともバイポーラの2層4線式ですね。一般的なサーボとarduinoでよく使う12V駆動の大きなステッピングモーター(ユニポーラ)のものと並べてみました。かなり小さいですね。
このステッピングモーターは販売店のウェブサイトには詳しいデータが載ってなくてステップとか自分で調べるしかありませんでした。実際にテストしてみた結果どうやら20ステップで1周するようです。通常サイズのものだと200ステップで1周(1ステップで1.8度)とかが普通で角度を細かく調整できるんですが、20ステップで1周だと1ステップ18度なので細かい角度調整は出来ないことになりますね。モーターのサイズを考えればこんなもんなのでしょうね。
この4つの小さな端子に決まった順番で電流を流すと軸が回転します。順番を逆にすれば逆回転させることが出来ます。線材は0.3mmのポリウレタン銅線とかカイナーワイヤーとかの端材をはんだ付けしています。
小型モーターと言えども100mA以上の電流が必要なので、出力ピンの最大電流が25mAしかないPICマイコンでの直接駆動はできません。そこで手っ取り早くモータードライバを使います。手元に3~5Vのステッピングモーターに適したドライバがなかったのでDCモータードライバ(東芝のTB7291P)2個で代用しました。定番のドライバですね。
PIC12F1501ーTB7291Pーステッピングモーターという感じで回路を組んでテスト。
マイコンとモータードライバのロジック電源は5V、モーターは最初に1.5V×2本の3Vでテストしてみましたが3Vだと部品を回すだけのトルクが得られませんでしたので5V(PICとモータードライバとは別電源)に変更。
正転と逆転を交互に繰り返すテスト動画(5MB 音声なし)
3秒毎に正転と逆転を交互に繰り返します。劇中のように3種類のレンズを切り替える動作をさせるのが最終的な目標になりますがどんな動きをしているか確認するのが面倒ですね・・・第何話を観ればいいのやら。
よくわからんけど適当に回転させてみた動画(5MB 音声なし)
回転速度や角度の調整がさほど難しくないしなによりもモーターの音が殆ど出ないところがいいですね。この大きさならシートにキリコを座らせたままでもモーターを仕込むことができるかもしれません。小型のステッピングモーターがプラモ改造に使えそうだとわかったのでまた何種類か注文しておきました。大きさとトルクのバランスが取れれば1/1000の宇宙船の砲台を動かしたりもできそうですね。
そういやボトムズのOPにカメラが回るシーンあったな~!あれでいいかw
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