ワイヤレス充電Qiを電飾改造に利用する [電飾便利アイテム]
スマホのワイヤレス充電 ” Qi ” を電飾改造に取り入れられないかと思い試してみました。とりあえず入手した受信用のコイルとモジュールを過去に作ったベースに仕込んでテスト。
上の写真は受信する側に使う部品なのでスマホの中に入っているものですね。コイルや基盤の大きさ、形など様々なものがありますが、これは私が探した中では最も小さいものでコイルは約2.8cm、モジュールは2cm四方程度です。5Vで0.6Aまで使えるようなのでPICを使ったプラモ電飾には十分すぎるぐらい。ドーナツ状に巻いてあるコイル部分を送信機の上に置けば電気が流れます。下の写真はコイルに付属の黒いシートを張ってあるのでわかりにくいけど・・・。
で今回はこれを過去に作ったHGUCグフカスタムのベースに入れてみました。このベースはWAVEの六角ベースにスピーカーとマイクロUSBの電源入力端子を付けただけのものでマイコンはグフカスタムの胴体内にあります。グフカスタムとベースは足裏のピンソケットで接続します。
これをテストに使った理由は、ピンソケットを使用していてピンソケットの抜き差しだけでQiの受信モジュールを入れることができるからってだけで深い意味はありません。んで、先程のコイルとモジュールを入れてみました。
コイルは底の中央部分にマスキングテープで貼り付け。モジュールはその上に重ねて置いていますが付属の黒いシートが送信を遮断するので特に影響はないようです。
そして早速テストします。市販の充電器の上に置くだけです。(充電器は5V)
↓テスト動画
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
グフカスタムは数分おきにグポーンするモードにしています。ちゃんと音声が撮れていなかったので動画では音声をカットしていますがスピーカーの音にも特に影響はないようです。受信機は送信機から1cmぐらい離れていても受信可能、当然ですがスマホ等の充電に使うぐらいですから1mm厚のプラバンとか挟んでいても全然問題ないです。距離に関しては販売元のデータシートだと2mm~8mm推奨となってましたね。
ここまではうまくいっていますが問題がないわけではありません。わかっていたことですがQiは非常に無駄が多いです。このグポーンモードでは僅かな電気しか使いません。通常時でも数ミリA、音が出る時でも40mA程度です。下の写真はQiを使わずに、有線で繋いでいる時のUSBテスターの画面です。0.01Aとなっていますがこれは最小の表示で実際はもっと小さいです。
そして次がQiで無線給電している時のテスターの表示です。
0.31Aも差があります。Qiはかなり無駄が多いのはわかっていたことですが・・・。ちょこっとLEDを光らせるだけでも無線で送るとこれだけの無駄が出てしまうんですね。
そしてもう一つ気になっていたのは熱。実際に付けっぱなしにしてみたところ熱の方は大したことなさそうです。コイルやモジュール基盤を触るとほんのり温かい程度かな。仕込む場所がギュウギュウ詰めだったりすればまた違うとは思うけどね。送信機側も熱が出るけど長時間付けっぱなしにした場合、もしかしたら保護機能が働いて停止したりすることがあるかもしれないので調べておいたほうが良さそうかな。
大きさとか厚みとか考えればMGなら足にコイルを仕込んで送信機に乗せるだけでLEDを光らせるってこともできるでしょう。足からの配線や送信機をベースにどう仕込むかなど工夫しなければいけない部分は多いと思うけど、なんとかなるんじゃないかな。
MGでテストしてみようと思ってジャンク箱を漁っていたら過去に電飾改造の途中で放り出していたドムを見つけたのでこれでテストしてみます。
今日はムサイの塗装をする予定だったのだけれど風が強いし寒いし頭痛いしで塗装をパスしてこんなことやってました。春になったら本気出す!
今回はここまでです。
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MGドムの足裏なら何とか収まりそうですね
スマホの様に蓄電できるようになれば用途が広がりそうですけど・・
by 青い森のヨッチン (2020-02-12 16:50)
小さいバッテリーでもあればいいのですがね。5Vで0.1Aもあれば十分なんですけど手に入るのはスマホ充電に使う大きいものばかりです。ipodnanoとかに入ってるのがもしかしたら使えるかもしれませんね。
by 電子ラモス (2020-02-12 21:30)