MG ヴィクトリーガンダム ver.Ka part2 ~メインカメラを遮光する~ [MG ヴィクトリーガンダム ver.Ka電飾改造]
前回でLEDの仕込みは済んだのですが、下の写真のように光が漏れまくって話にならないので余計な光をきっちり遮光します。主に黒サフを使って塗装しますが少しコツがあります。
■ 下ごしらえ ■
通常の塗装の場合はそれこそクリアグリーンで塗装後にエナメルの黒でクマドリを塗って余計な部分を拭き取って終了でしょう。しかしそれでは遮光が全然できません。
遮光のためには黒サフを使いますがその前にいくつかやっておくことがあります。
1.エッジを落とす
エッジ(パーツの角)には塗料が乗りにくいことは塗装をする人なら誰でも知っていることですが、通常の塗装のようにエッジ部分から先に吹いていく方法だと確かに色自体は乗るのですが遮光は完全にはできません。その通常の塗装程度の塗膜ならLEDの光はあっさり透けてきます。だから塗料が乗りにくいエッジ部分は可能ならば削り落としてしまった方が処理しやすいです。
2.裏側をシルバーで塗る
裏側をシルバーなどで塗っておくとLEDを点灯した時に反射が良くなります。シルバーは遮光としてはほぼ役に立ちません。
3.マスキング
今回はブログ用にクリアグリーンで塗装していますが無塗装のままでも構いません。
緑のLEDを使用しているので色合い的には特に問題ないし、点灯していない時のことは考慮する必要がないと考えるからです。
電飾なしの場合でも、ガンダムの目はクリアグリーンで塗装して裏側をシルバーで塗ったぐらいでは暗くてほとんど目立たないですよね。ガンダムの目をはっきり主張させるためにシールを使ったりメタリックや蛍光塗料を使ったり色々な手法があります。もちろん電飾もその一つです。
電飾するからには点灯している状態が完成形なので消灯状態の時にガンダムの目が暗くて見えなくても何ら問題ないと私は考えています。
マスキングにはキット付属のシールを使うと作業が捗ります。
このシールの部分の目を切り出してマスキングテープ代わりに使います。
しかしながらVガンダムのこのシール、目の形がパーツと微妙に合わないので実物をよく見ながら慎重に切り出してパーツに貼ります。おでこのカメラ部分にもマスキングしておきます。
このシールは剥がす時にのりが残りやすいのですが、へばり付いたのりはライターオイルを綿棒に浸して拭き取ればキレイになります。マスキングテープを使いたければ、このシールをマスキングテープの上に貼ってガイドにして切り出せばいいだけです。
クリアグリーンの塗装なしで黒サフを吹く場合はマスキングなしでも可能です。
その場合は黒サフを塗装後にツインアイの部分の塗膜を目の細かいヤスリなどで丁寧に削ってやればいいだけで、むしろその方が簡単に綺麗にできたりします。目の部分に事前にシリコーンバリアーを塗ったりしても効果があるでしょう。
■ 黒サフを吹く ■
使用した黒サフはクレオスのものです。
通常の塗装と同じように塗料が乗り難い部分、届き難い部分から吹きますが、特に奥まった部分は最終的には筆塗りしたほうが確実なので無理にエアブラシでやらなくても構いません。
吹き終わったらLEDを点灯させて漏れを確認しますが、おそらくエッジと逆エッジから光が漏れている部分があると思います。完成後に見えない部分なら黒サフを筆塗りします。見えてしまうところならさらに吹き付けるか適度に薄めた黒サフで慎重に筆塗りします。
もしマスキングに失敗したら足りない部分は筆で黒サフを塗り直し、逆に余計な塗料がついてしまった場合は処理が難しいのでいっその事クリアグリーンの塗膜ごと剥がしてしまってもいいです。
それでもクリアグリーンを塗りたいならエアブラシで吹き直してクマドリをエナメルブラックで仕上げるのがいいでしょう。無塗装でも構わないと前述したのはこんなこともあるからです。
この3箇所以外は完全に遮光できました。これで通常通りにキットを組み立てても一切遮光を気にしないで良くなりました。
額の部分は形状の都合でツインアイよりもかなり輝度が落ちますが、額も同じような明るさだとその方が不自然なのでこれでいいと思います。
組み立ても分解も自由です。あとは私の場合はマイコンで調光します。
ただ最初に書いたとおり今回は飛行形態で固定にするのでこの電飾は一切使用しません。というかマイコン基板の収納スペースを作るために顔をすべて取っ払ってしまいました!
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